記事作成日:2025年3月4日
【春の花粉症対策】エアコンクリーニングで快適な室内環境を整えよう
春になると、多くの方が悩まされる花粉症。
くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状に加え、近年は花粉症による集中力低下や睡眠不足に悩む人も増えています。
特に2025年春は花粉飛散量が多いと予測されており、早めの対策が欠かせません。
花粉症対策というと、マスクや目薬といった外出時の対策に目が行きがちですが、実は「室内環境を整えること」も重要です。
今回は、花粉症対策の基本に加え、エアコンクリーニングなど身近な対策についても掘り下げて紹介します。
2025年の花粉飛散傾向
2025年の花粉飛散量は、例年と比較してやや多めと予測されています。
特にスギ・ヒノキ花粉の飛散量が多くなる地域もあり、花粉症を持つ方にとっては厳しいシーズンになる可能性があります。
さらに、昨年の夏に高温の日が多かったことも影響し、花粉の量が増える傾向にあると言われています。
飛散ピークは3月上旬から中旬、4月にかけてと予測されていますが、地域によっては2月下旬からすでに飛散が始まっている地域もあるようです。
また、最近では花粉症の低年齢化や、今まで症状がなかった人が急に発症するケースも増えています。
そのため、症状が出ていない方も「今年は花粉が多いから大丈夫かな?」と少し意識して、早めに対策を始めることが重要です。
室内にも花粉は侵入する
外出時に花粉がついてしまうのはもちろんですが、実は「家の中」にも意外と花粉は入り込んでいます。
洗濯物を外に干した際に付着した花粉が室内に持ち込まれるケースや、玄関や窓から舞い込んでしまうケースもあります。
特に春先は換気のために窓を開ける機会が増えるため、気づかぬうちに花粉が溜まってしまうのです。
【屋内の花粉対策】実はエアコンクリーニングが重要
見落としがちなのが「エアコン」。
エアコン内部にはホコリだけでなく、花粉も蓄積しやすく、運転するたびに花粉を部屋中に拡散してしまう可能性があります。
せっかく空気清浄機を使っても、エアコンが汚れていては本末転倒です。
エアコンは冷暖房だけでなく、空気を循環させるために1年を通して使用するご家庭が増えています。
しかし、内部のフィルターや熱交換器にはホコリやカビ、花粉が少しずつ蓄積していきます。
フィルター掃除を怠っていると、そこに湿気やホコリが絡み、花粉がくっつきやすくなります。
この状態でエアコンを使用すると、吸い込んだ花粉を再び室内に撒き散らしてしまうのです。
エアコンクリーニングを行えば、エアコン内部の汚れや花粉を徹底的に除去できるため、花粉症対策としてとても効果的です。
また、エアコン内部にカビが発生していると、花粉だけでなくカビの胞子も室内に飛散することになります。
特に花粉症の人は粘膜が敏感になっているため、カビやホコリが刺激となり、症状が悪化する可能性も。
花粉シーズンを快適に乗り切るためにも、シーズン前後のエアコンクリーニングをぜひ検討しましょう。
花粉対策におけるエアコンクリーニングのタイミング
花粉シーズンの直前、つまり2月〜3月にかけてクリーニングを行うのがおすすめです。
エアコン内部がきれいな状態であれば、花粉を吸い込んでも内部に溜まりにくく、花粉拡散を防ぐ効果が期待できます。
また、春の使用が増える前にクリーニングしておけば、冷房シーズンにも気持ちよく使用できます。
■ クリーニング方法
自分でフィルター掃除をすることも大切ですが、内部のファンや熱交換器までは手が届きません。
プロのエアコンクリーニングでは専用の洗浄剤や機材を使い、エアコン内部まで分解洗浄してくれるため、花粉やカビを徹底除去できます。
花粉症対策を本気で考えるなら、1年に1回程度はプロの手を借りるのが理想です。
エアコンクリーニングの料金は、家庭用壁掛けエアコンで1台あたり10,000〜15,000円程度が相場です。
汚れ具合や機種によって料金は変動しますが、花粉シーズン前はキャンペーン価格で提供する業者も多いので、チェックしてみると良いでしょう。
2025年の最強花粉に備える!プラスαの対策
エアコンクリーニングに加え、以下の対策も取り入れると、より快適に過ごせます。
空気清浄機の活用
花粉症対策として定番の空気清浄機ですが、花粉モードや自動運転機能を活用すれば効果を最大化できます。
エアコンと併用することで、室内の花粉濃度を効率的に下げられます。
こまめな掃除と換気
床やカーテンにも花粉は溜まりやすいので、こまめに掃除機をかけたり、拭き掃除を行うことが大切です。
ただし、窓を開ける際は花粉の多い時間帯(午前中や夕方)を避け、空気清浄機を併用しながら短時間で効率的に換気しましょう。
洗濯物は部屋干し
花粉シーズン中は、できるだけ洗濯物は部屋干しにするのが無難です。
外干しをする場合は、取り込む前に衣類に付着した花粉をよくはたき落とすなど、ひと手間かけるようにしましょう。
花粉症シーズンを快適に過ごすために
花粉症の症状は一度悪化すると日常生活に大きな支障をきたします。
外出時の対策に加え、室内環境を見直すことで、花粉症対策の効果は格段にアップします。
エアコンクリーニングをはじめ、空気清浄機や掃除、換気といった日頃の対策を組み合わせながら、この春を少しでも快適に乗り切りましょう。
監修
あなぶきヘルスケア
事業部長 喜田 康生
平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。
現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。