記事作成日:2024年1月30日
地震災害への備え。大切な命を守るために備えておくこと
地震大国の日本。いつ大きな地震災害が私たちの暮らしの中にやってくるかはわかりません。
地震による建物の倒壊、またそれと同時に発生する火災による危険もあります。
それらの予測できない大きな災害から命を守るには、日頃から対策や備えが重要です。
今回は、地震災害の際にどのような備えをするのが望ましいのかについてお伝えをします。
地震災害に備える5つのチェック項目
いつ起こるかわからない地震災害に対して、どれだけ備えが出来ているでしょうか。
今から出来ることは色々ありますが、まずは以下の5つの項目をご確認ください。
- 家具の配置・固定
- 非常用持ち出しバッグの準備
- 食料・飲料などの備蓄
- 家族の安否確認方法
- 避難場所・経路の確認
上記5つの準備がきちんとできているかいま一度確認をしてみましょう。
1.家具の配置・固定
タンスや本棚、食器棚などの背の高い家具は転倒防止・落下防止の対策をしておきましょう。
大型家具が転倒して下敷きになると、逃げ遅れるだけでなく、ケガや命に関わる危険性も伴います。
たとえば、L字金具で大型家具を固定する、突っ張り棒で家具を天井に固定するなどして、家具が地震で倒れないような工夫をしましょう。
そのほか、家具の上などに物を溜め込まないようにすることも重要です。
特に、ガラス製の家具がある場合は要注意。
ケガの危険性を高めるため、できるだけガラス製でないものを選ぶのがおすすめです。
2.非常用持ち出しバッグの準備
いざという時のために非常用持ち出しバッグの準備をしておくのも大切です。
非常用持ち出しバッグには、最低限以下の物をまとめておきましょう。
- 飲料水(3日分)
- 食料(3日分)
- スリッパなどの履物
- 救急箱
- 懐中電灯
- 電池
- ラジオ
最低でも、3日分の飲食物は用意しておきましょう。
窓ガラスなどが割れた際にケガ防止として履いて歩けるスリッパがあると尚良し。
また、建物が倒壊した際にホイッスルがあると捜索の際に自分はここにいると周りに知らせることができます。
枕元にホイッスルを用意しておくのも良いかもしれませんね。
3.食料・飲料などの備蓄
非常用持ち出しバッグに入れる食料や飲料のほかに、備蓄があるともしもの時に役立ちます。
災害があった時に他のエリアから物資が届くには時間がかかりますし、仮に物資が届いても十分足りるほどの量がないことが考えられます。
長期保存できる固形物の炭水化物や缶詰類、その他、水などの飲料物が余分にあることが重要になります。
4.家族の安否確認方法
家族の安否確認方法を共有しておきましょう。
特に小さいお子さんがいるご家庭だと、子どもがスマートフォンなどの連絡手段を持っていないことも考えられます。
もしもの時のために家族の携帯番号の情報を家族で共有しておくなどをしておくと良いでしょう。
また、子どもにもしもの時のために連絡先の書かれた紙を渡すなどをしておくようにしてください。
5.避難場所・経路の確認
事前に避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
大地震があった場合、自分たち家族はここに集まるようにするなどを家族間で予め決めておくと良いです。
避難場所に関しては防災マップ(ハザードマップ)を確認した上で、人が集まっても問題が無い大きな公園などが望ましいでしょう。
火災発生の防止対策もしっかり行おう
火災発生の防止対策は、日常的にしておきましょう。
地震発生時の火災の発生を防ぐために、ストーブやコンロ等は安全装置の付いた危機を使用しておくと安心です。
また、住宅火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換するなど準備しておきましょう。
そのほか、燃えやすい物を家の中にたくさん置かないよう心掛けるのも重要です。
消火器の期限も確認
火事が発生してしまった場合は、消火器を使用しますよね。
消火器は使用期限を確認して、定期的に新しいものに交換しましょう。
また、いざ緊急事態になると、どのように消火器を使用するのか、使用方法がわからず混乱してしまうこともあるでしょう。
いま一度、消火器の使用方法について確認をしておくことも大切です。
風呂水のくみ置き
緊急時には風呂水のくみ置きがあると役に立つことがあります。
火災が起きた際には消火に使用できますし、その他洗濯やトイレの水を流すことにも利用できます。
日常的に風呂水のくみ置きしておく習慣をつけておくのがおすすめです。
しかし、小さな子どもがいる際には、お風呂に溜まった水で溺れてしまわないように、日中は必ず蓋をしておくなどの対策もお忘れなく。
日頃から防災意識と防災行動力を高めよう
大きな地震などの自然災害はいつやってくるかわかりません。
そして、日本国内どこで大地震が起こっても、ほぼ全てのエリアで影響を受ける可能性があります。
大切なのは、地震を予想して振る舞うとかではなく、非常用の物を準備することや、もしもの時のアクションを家族間で共有することです。
日頃から防災意識と防災行動力を高めていきましょう。
監修
あなぶきヘルスケア
事業部長 喜田 康生
平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。
現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。