記事作成日:2023年9月5日

夏はあと少し!残暑を乗り切る夏バテ対策

9月に突入し、巷の服屋さんでは秋服が立ち並ぶようになりましたね。
5日現在、東京都心などは連続真夏日がストップしているようですが、西日本ではまだ熱中症警戒アラートが発表されている地域もあります。
暑さの厳しい残暑を乗り切るために、夏バテ対策をしっかりしていきましょう。
今回は、夏バテの症状や、夏バテが起こる原因について紹介します。
 

夏バテの症状と起こる原因



夏バテには、以下の症状が当てはまります。

  • 体がだるい・重い
  • 食欲が出ない
  • 疲れやすい
  • 寝つきが悪い・寝不足

など、夏の暑さによる“体調不良”を総称したのが夏バテです。

夏バテが起こる原因としては、自律神経が深く関わっています。

自律神経とは、私たちの体において、暑さを感じると汗をかいて熱を放散し、体温を一定に保つ役割を担っています。

しかし、屋外の暑さとエアコンがよく効いた室内の温度差を繰り返し感じることで、自律神経が乱れてしまうのです。

自律神経が乱れることによって、倦怠感や胃腸の疲れ、食欲不振などといったさまざまな影響を及ぼしてしまいます。

さらに、多量の汗をかくことで、水分やミネラル不足になることも夏バテの原因になるのです。

 

残暑を乗り切るには夏バテしない体作りが大切



残暑を乗り切るためには、夏バテしない体作りが大切です。
体作りにおいては、生活習慣が大きく関わってきます。
普段の生活を振り返り、夏バテしないための生活習慣を見直してみましょう。
 

1.室内外の温度差に注意する

エアコンの効いた部屋と屋外の行き来が何度も繰り返されると、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れやすくなる温度差は「5℃」と言われていますが、40℃を超える真夏日にはなかなか難しいかもしれません。
できるだけ5℃に近づけるよう、冷房の温度調節を意識するようにしましょう。
また、冷たい飲み物などは胃腸に負担をかけてしまうため、注意が必要です。
 

2.規則正しい生活と良質な睡眠

規則正しい生活を送ることは、良質な睡眠にも繋がります。
朝起きたら朝日を浴び、朝食を摂ることで体内時計が整えられます。
質のいい睡眠には、体内時計を整えることが重要です。
良質な睡眠をとり、疲れを残さないようにしましょう。
 

3.十分な栄養補給と水分補給

汗をかくことでミネラルや水分が不足しやすくなるため、意識的に栄養や水分補給をしていきましょう。
水分に関しては、のどの渇きを感じる前に補給することが大切です。
また、夏は食欲がなくなりやすく、そうめんなどといったあっさりしたメニューを好むようになります。
そうめんだけだと栄養補給としては弱いので、食欲が増すような工夫をして食事を摂るようにしましょう。
 

夏バテ予防に効果的な食材



夏バテ予防には、エネルギーを生み出す栄養素「糖質、脂質、たんぱく質」を摂取するのはもちろん、電解質ミネラルをはじめとした栄養素「ミネラル・ビタミン」が不足しないよう、バランス良く摂取することが重要です。


夏バテ予防に効果的な食材は以下の通り。

 



他にも、食欲を増進させるハーブやスパイスなどの香辛料、ショウガやネギなどの香味野菜は、消化・吸収の促進、疲労回復、血行促進なども期待できます。
 

夏バテ対策して、まだ少し続く暑さを乗り切ろう

夏バテ対策としては、日々の生活の部分が大きく関わってきます。
暑いから冷たいものを摂取したくなりますし、涼しい部屋に籠りたくもなりますよね。
屋外ではどの時間帯でもまだ暑く、体感的な寒暖差を避けるのは難しいかもしれません。
まだまだ厳しい暑さは続きますが、夏バテしないために生活習慣を見直しながら、しっかり予防・対策していきましょう。
 

監修

あなぶきヘルスケア
事業部長  喜田 康生

 

平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。

 


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