記事作成日:6月30日

【岡山市】高校生の入院が10月から無料に!医療費助成拡充を前倒し

岡山市は、高校生の入院費用を2023年10月からの医療費助成制度拡充を前倒しすることを発表しました。
今回の決定に伴い、岡山市内の高校生は入院時の医療費について自己負担なしの無料となります。

今回は、岡山市の医療費助成制度拡充の前倒しについて、今後の対応や街の反応など掘り下げていきましょう。
 

子ども医療費助成制度は拡充予定



岡山市は、安心して子育てができる環境づくりのため、子どもの医療費助成制度を令和6年1月から拡充予定です。
 
改正後の医療費負担は以下の通り。



※中学生・高校生の通院自己負担の上限額は月額44,400円
※中高生とは、在学の有無に関わらず18歳に達した日以後の最初の3月31日までの者を指す


これまでは高校生が通院・入院ともに3割自己負担だったものが1割の自己負担になっています。
その他、中学生の通院も3割自己負担から1割自己負担、小学生の1割自己負担が無料に変化しています。
 

■子ども医療費助成範囲

改正後の「子ども医療費助成制度」の対象範囲は、岡山市に住所を有し、健康保険に加入する高校生までの子どもです。
 
高校生とは、在学の有無に関わらず18歳に達した日以後の最初の3月31日までの者を指します。
 
医療機関(薬局・訪問介護ステーション含む)で受診した場合、医療費(保健診察分)の自己負担額の一部、または全額を助成されることになりました。
 

■子ども医療費助成対象外

子ども医療費助成対象外となるものには以下の通りです。
 
・差額ベッド代、文書料、予防接種、健康診断、選定療養費など、保険診療外のもの及び食事代
・転入前、転出後、及び無保険の時期の受診分
 
詳細は岡山市HP

子ども医療費助成制度、街の声



 

 

口コミを見ていると、岡山市では子ども医療費助成制度が待ち望まれていたことが伺えます。
 
遅いのでは?という声も一定数あるようですが、岡山で子育てをする県民としては、嬉しい改正だったのではないでしょうか。
  

大森市長「子どもへの投資は必要」


引用:山陽新聞さんデジ


岡山県の大森市長は今回の改正について「子どもへの投資は必要だとずっと言い続けてきた。子どもが病気がちで、今まで負担をしてきた家庭は、今回の改正によってずいぶん楽になると思う。この制度を利用してよりよい子育てにつなげてほしい」とコメントされています。
 
まだまだ課題の残る子育て対策ではありますが、今回のような改正などによって、子どもたちの未来が明るく健やかなものへと繋げられるといいですね。
 

子ども医療費助成は、子育てしやすい街づくりに繋がる



市民が暮らしやすい制度の整備をするなど、子育てしやすい街づくりをすることが未来の都市の発展にもつながります。
 
今回の子ども医療費助成制度の制度変更により、育ち盛りのお子様のいる家庭の負担が軽減されるでしょう。
 
岡山市の今回の取り組みは、子どもたちの未来の成長を担うことにより、住みやすい社会作り・街づくりにつながることを願っています。
 

監修

あなぶきヘルスケア
事業部長  喜田 康生

 

平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。

 


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