マスクによる肌荒れが増加!?

新型コロナウィルスによる影響で、今ではマスクは日常生活に欠かせないものとなりました。
そんな中、ニキビや、肌荒れのトラブルに悩む方も急増しています。
コロナ時代の新たな生活様式の中で、どのように肌に負担をかけず、無理なく対策を行う必要があるのでしょうか。

マスクを着けて肌荒れが発生する理由

マスク着脱を繰り返すことで摩擦が起こり、角層がはがれやすくなりバリア機能が低下します。肌のうるおいを失い、ダメージを受けやすい状態になってしまうのです。
また、マスク着脱による温度・湿度変化で、ニキビの原因にもなる雑菌が繁殖しやすい環境になります。
これらの理由により、マスクの着脱によって温度差・湿度差が発生し、肌のバリア機能や保湿機能が壊れ肌荒れや乾燥の原因になっています。

マスク着用による肌荒れを防ぐ方法は?

摩擦がなく刺激の少ない柔らかいマスクを選ぶことをお勧めします。また今使用しているマスクにガーゼを乗せてたり、保湿効果の高いクリームを使用して皮膚を保護するのも有効です。蒸れたマスクは雑菌が繁殖しやすく、ニキビ等の原因の一つです。
通気性の良いマスクで口周りに汗をかいたらティッシュなどで拭き取りましょう。
また肌荒れの患部を洗顔料を使ってよく洗い、化粧水などで十分保湿しましょう。

記事作成日:2020年9月11日
監修:高松紺屋町クリニック 蓮井 美規子(日本皮膚科学会 専門医)


関連記事・特集

2024年12月2日から!マイナ保険証の導入と今後の課題について >

今季大流行中のマイコプラズマ肺炎とは?症状や感染対策 >

医療現場におけるAIの活用について。現状と今後の期待 >

エムポックス(サル痘)とは?現状の問題点と日本での備え >

コロナの現状と今後。保険適用になる場合とならない場合の自己負担 >

光化学オキシダントとは?健康への影響と注意報の発令基準 >