記事作成日:2025年4月8日
春バテの原因と対策を解説!季節の変わり目も元気に過ごそう
冬が終わり春の訪れ。春の陽気による暖かさを感じたのも束の間、なぜか体がだるくやる気が出ない...。
春先になると、このような体調不良を感じることはありませんか?
もしかすると、春バテのサインかもしれません。
今回は、春バテが引き起こす具体的な症状と、元気に過ごすための対策について紹介します。
そもそも春バテとは?主な症状
春バテとは、医学的な病名ではありませんが、春に起こりやすいさまざまな体調不良の総称です。
代表的な症状としては以下が挙げられます。
・体が重くだるい(疲れやすい・倦怠感)
・強い眠気や朝の目覚めの悪さ
・肩こりや腰の違和感
・頭痛やめまいが起こる
・便秘や下痢などの消化不良
・イライラしやすい
・気分の落ち込み
春バテは、冬から春への季節の変わり目の寒暖差に大きく影響を受けるのが特徴です。
また、春は学校や職場などの環境の変化や花粉の影響がある人も多く、体調に問題を抱える傾向にあります。
春バテを引き起こす原因
寒暖差による体への負担
春先は一日の中で気温の差が大きく、朝晩は冷え込み、日中は暖かくなることが多くなります。
この気温差に対応するため、体は体温を調整しようと自律神経をフル稼働させます。
その結果、エネルギーの消耗が激しくなり、疲労感やだるさを感じやすくなるのです。
特に早朝や夜間の冷えは体への負担が大きいため、防寒対策を意識することが大切です。
気圧や天候の変化の影響
春は高気圧と低気圧が短いスパンで入れ替わり、天気も不安定になりがちです。
こうした急激な気圧の変化は、自律神経にストレスを与え、体調のバランスを崩しやすくします。
頭痛、めまい、倦怠感、消化不良、不眠など、明確な原因がわからない不調が続く場合は、自律神経の乱れが関係している可能性があります。
天気予報をこまめにチェックして、気圧の変化に備えることも春バテ対策の一つです。
環境の変化やストレスによる影響
春は入学、進級、就職、転勤など、新しい環境に身を置く機会が増える季節です。
新たな人間関係や生活リズムに適応しようとする中で、無意識のうちに心身に大きなストレスがかかっています。
期待や不安が入り混じる時期だからこそ、気づかないうちに疲労や緊張が蓄積しやすくなります。
こうした心理的・社会的ストレスも自律神経を乱す原因の一つとなり、春バテを引き起こす要因となります。
春バテを防ぐには?生活習慣の見直しがカギ
春バテを防ぐためには、毎日の生活習慣を整えることが何よりも大切です。
日々のリズムを意識的に整えることで、自律神経の乱れを防ぎ、心身ともに健やかな状態を保てます。
ここでは、春バテ対策として意識したい具体的なポイントを紹介します。
生活リズムを整える
規則正しい生活リズムは、自律神経の安定に大きく関わっています。
特に、早寝早起きを心がけ、朝の光をしっかり浴びることで、体内時計がリセットされやすくなります。
毎日決まった時間に起きて、決まった時間に食事をとるなど、「リズムのある生活」を心がけることが大切です。
小さな習慣の積み重ねが、春バテを遠ざける第一歩になります。
栄養バランスを意識した食事を心がける
偏った食事は、心身のバランスを崩す一因となります。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質、炭水化物、脂質など、さまざまな栄養素をバランスよく取り入れることが大切です。
特に、疲労回復を助けるビタミンB群や、ストレスに対抗するためのビタミンCは積極的に摂取したい栄養素です。
外食が続いたり、食事が不規則になりがちなときこそ、意識して栄養バランスを整えましょう。
質の良い睡眠を確保する
春は環境の変化や気候の不安定さから、睡眠の質が落ちやすい季節です。
眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなると、自律神経のバランスが乱れ、疲れが取れにくくなります。
毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけることに加え、寝る前はスマホやパソコンの使用を控えて、心と体をリラックスさせる工夫が効果的です。
静かな環境や落ち着いた照明など、快適な睡眠環境を整えることも大切にしましょう。
軽い運動を習慣化し、リラックスできる時間を作る
運動不足は自律神経の働きを鈍らせる原因になります。
ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、無理のない軽い運動を毎日の生活に取り入れるだけでも、血行が良くなり、心身のリフレッシュに繋がります。
また、好きな音楽を聴いたり、自然の中で過ごす時間を意識的に作ることで、ストレスを和らげる効果も期待できます。
忙しい日々の中でも、「何もしない時間」や「自分をいたわる時間」を持つことが、春バテ予防にはとても大切です。
お風呂にゆっくり浸かり、体を温める
シャワーで済ませがちな方も、春先はなるべく湯船に浸かる習慣をつけましょう。
ぬるめのお湯に15~20分ほどゆっくり浸かることで、体が芯から温まり、副交感神経が優位になってリラックス効果が高まります。
入浴には、筋肉の緊張をほぐし、疲労回復を促す効果もあります。
一日の終わりに体と心をゆるめる時間を持つことが、自律神経を整える助けになります。
自律神経を整えて春バテを防ごう!
春バテは、気温差や環境の変化によって乱れた自律神経が引き起こす心身の不調です。
規則正しい生活リズム、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動やリラックス時間の確保など、日々の小さな積み重ねが春バテの予防につながります。
体調の変化に気づいたら、無理をせず、自分のペースで心と体を整えていきましょう。
春を健やかに過ごすために、自分自身をいたわることを忘れないでくださいね。
監修
あなぶきヘルスケア
事業部長 喜田 康生
平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。
現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。