記事作成日:2025年3月25日

春にかけて流行する感染症とは?花粉症との見分け方と日常での対策

春の訪れとともに、気温の変化や環境の変化によってさまざまな感染症が流行しやすくなります。
特に、花粉症がもっとも定番ではありますが、花粉症以外にもロタウイルスや溶連菌感染症といった子どもを中心に広がる病気には注意が必要です。
今回は、春先にかけて気をつけるべき感染症について、その症状や予防策について紹介します。
 

【春先に急増する】花粉症



春は花粉症のシーズンでもあり、多くの人がくしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状に悩まされます。
スギやヒノキの花粉が飛散することでアレルギー反応が引き起こされるため、症状を和らげるためには適切な対策が必要です。
 
花粉症は日常生活にも大きな影響を及ぼすことから、とにかく花粉の侵入を防ぐのが重要となってきます。
また、薬の服用や点鼻薬の使用も、症状を軽減する助けになるでしょう。
 

【春にかけて流行する感染症】ロタウイス感染症



ロタウイルスは乳幼児を中心に感染するウイルス性胃腸炎の一種で、毎年冬から春にかけて流行のピークを迎えます。
感染すると突然の激しい下痢や嘔吐、高熱を引き起こし、特に乳幼児の場合は脱水症状に陥りやすいため注意が必要です。
 
このウイルスは非常に感染力が強く、感染者の便や嘔吐物に含まれるウイルスが手を介して口に入ることで感染します。
そのため、家庭内や保育園などで一人が感染すると、短期間で広がることが多いのが特徴です。
 
予防策としては、ワクチン接種が最も有効とされています。
ロタウイルスワクチンは生後2か月から接種が可能で、感染を防ぐだけでなく、重症化を抑える効果も期待できます。
また、手洗いやアルコール消毒では十分な予防効果が得られないため、感染者の便や嘔吐物の処理は慎重に行い、塩素系漂白剤を使用して消毒することが推奨されています。
 

【春にかけて流行する感染症】溶連菌感染症



溶連菌感染症はA群溶血性レンサ球菌という細菌によって引き起こされる病気で、特に春先にかけて流行します。
主な症状としては、喉の強い痛み、高熱、発疹、イチゴ舌(舌が赤く腫れる状態)などが挙げられます。
子どもに多い病気ですが、大人も感染する可能性があり、注意が必要です。
 
この細菌は飛沫感染を主な経路とし、感染した人の咳やくしゃみによって周囲に広がります。
また、手指やドアノブなどを介した接触感染も起こるため、感染を防ぐためにはこまめな手洗いとマスクの着用が重要です。
 

春に増える花粉症と感染症の見分け方



春は花粉症のシーズンでもあり、風邪や感染症との症状の違いを見極めることが大切です。

花粉症と感染症は、似たような症状が現れるため、自己判断だけで済ませるのは危険です。

以下のチェックリストを参考に、症状を確認してみましょう。

 



花粉症は抗ヒスタミン薬などの服用で症状が軽減するケースが多いですが、感染症の場合は適切な治療が必要です。

自己判断で花粉症だと思い込まず、気になる症状がある場合は医療機関を受診することをおすすめします。 

 

日頃の対策で春の感染症を予防しよう



感染症のリスクを下げるためには、日常的な対策を習慣にすることが大切です。
小さな積み重ねが、健康を守る大きな鍵となります。
 

1. 手洗いと消毒を徹底する

ウイルスや細菌の多くは手を介して広がるため、こまめな手洗いが重要です。
外出後や食事前、トイレの後はしっかりと石けんで洗い、アルコール消毒も併用するとより効果的です。
手洗いの際は、指の間や爪の中、手首までしっかり洗うよう心がけましょう。
 

2. ワクチンを活用する

ロタウイルスやインフルエンザなど、ワクチンがある感染症については、予防接種を受けることが感染リスクを減らす有効な手段です。
特に小さな子どもや高齢者は、重症化を防ぐためにも接種を検討しましょう。
ワクチンは集団感染を防ぐ効果もあるため、周囲への感染拡大を抑える目的でも重要です。
 

3. 生活習慣を整え、免疫力を高める

バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動は、免疫力を高めるために重要です。
なかでも、ビタミンCやビタミンDを含む食品を積極的に摂取し、ストレスを溜め込まないよう心がけましょう。
また、腸内環境を整えることも免疫力向上につながるため、発酵食品や食物繊維を含む食品を意識的に取り入れるのもおすすめです。
 

4.花粉は室内に取り込まない意識をもつ

外出すれば花粉やPM2.5や黄砂など、どうしても室内に取り込んでしまいます。
外出後は衣服をはたいてから室内に入る、洗濯物を室内干しにするなどの工夫も効果的です。
また、マスクやメガネを着用して、体内へ花粉の侵入をさせないよう心がけましょう。
 

免疫力を高めて対策を講じながら、楽しい春を過ごそう



春にかけて流行する感染症には、ロタウイルスや溶連菌感染症、花粉症などがあり、特に小さな子どもを中心に感染が広がる傾向があります。
また、コロナウイルス感染症に関しても完全に沈静化されているわけではありません。
これらの感染症は、予防策を徹底してリスクを減らすことが大切です。
 
ワクチン接種や手洗いの徹底、マスクの着用、免疫力の向上など、日頃からできる対策を取り入れながら、健康な春を迎えましょう。
 

監修

あなぶきヘルスケア
事業部長  喜田 康生

 

平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。

現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。

 

 


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