インプラント治療

インプラント治療

失った歯に対しての一般的な治療法としては「入れ歯」や「ブリッジ」があげられます。
これらの治療法は「公的保険が適用される」「一般の歯科医院で治療可能」といったようなメリットがある反面、噛む力や審美性(見た目)、耐久性などに課題があるとされています。また、入れ歯であればお口の中の違和感、ブリッジであれば周囲の健康な歯を削らなければならない、などの問題もあります。

一方、インプラント治療は公的保険が適用されない「自費診療」であり、適切な診察と手術が可能な限られた歯科医院でしか治療できないなどといった問題はありますが、入れ歯やブリッジと比べて、噛む力・審美性・耐久性に大きな特長を持つ治療法です。

インプラント治療の長所・短所

長所

短所

  • 自分の歯と同じ感覚で食べ物が噛め、味や食感をしっかり感じ取ることができる
  • 部分治療の場合、周囲の歯を傷つけない
  • 天然の歯と変わらない自然な印象に仕上がる
  • 顎の骨に力を加えるので、顎の骨が痩せてしまうのを防ぐ効果が期待できる
  • 天然の歯と同じように通常のメンテナンスでOK
  • 外科手術が必要
  • 保険が適用されないため費用(治療費)が自費になる
  • 重度の糖尿病などの疾患がある場合、治療が適用できないことも
  • 治療可能な歯科医院が限られている

インプラント治療の費用


​インプラント治療は、同じ歯科でも虫歯の治療などとは違い、健康保険が適用されない自由診療です。このため、歯科医院によって治療費はそれぞれ異なります。リーズナブルさを売りにする歯科医院もありますが、診断料や手術料として平均的にはインプラント1本あたり約30万円~50万円が一般的な治療費です。

治療費はインプラント治療に使用する材料のメーカー、品質等、本数や口腔内の状態によって大きく異なります。費用の安さだけで決めるのではなく、事前の初診相談時に医院や医師の信頼性、費用の内訳についてきめ細かく確認することが大切です。


関連記事・特集

2024年12月2日から!マイナ保険証の導入と今後の課題について >

今季大流行中のマイコプラズマ肺炎とは?症状や感染対策 >

医療現場におけるAIの活用について。現状と今後の期待 >

エムポックス(サル痘)とは?現状の問題点と日本での備え >

コロナの現状と今後。保険適用になる場合とならない場合の自己負担 >

光化学オキシダントとは?健康への影響と注意報の発令基準 >